風営法・風適法違反(無許可営業)でコンカフェ・メイド喫茶が逮捕・摘発! - キャバクラ・ホスト・風俗業界の顧問弁護士

キャバクラ・ホスト・風俗業界の顧問弁護士

全国対応!風俗業界に強い顧問弁護士

トップページ弁護士コラム風俗業界について > 風営法・風適法違反(無許可営業)でコンカフェ・メイド喫茶が逮捕・摘発!

風営法・風適法違反(無許可営業)でコンカフェ・メイド喫茶が逮捕・摘発!

21/06/08更新

ここ最近、東京・秋葉原などを中心に、コンカフェ(コンセプトカフェ)、メイド喫茶(メイドカフェ)などと言われる業態が流行ってきている。

かつて流行したメイド喫茶とは異なり、現在ではキャバクラと同様の営業形態の店舗も多いようだ。

そんな中、2021年5月20日、秋葉原のコンカフェ・メイドカフェ5店舗が風営法違反(無許可営業)で摘発され、実質的経営者・店長ら6人が逮捕された。

この記事では、コンカフェの実態、秋葉原の逮捕事例、風営法・風適法の無許可営業について解説していく。

コンカフェ(コンセプトカフェ)とは?

コンカフェ(コンセプトカフェ)とは、特定のテーマ・コンセプトを打ち出した飲食店営業のことをいう。

メイド喫茶・メイドカフェは、メイドという特定のテーマ・コンセプトを打ち出した飲食店であって、コンカフェの一種といえる。

メイドの他には、シンデレラ、海賊、執事などをコンセプトにした店もあるようだ。

コンカフェの営業形態については、元々は、主に昼に営業し、コーヒーやオムライスを提供する喫茶店やカフェのような営業形態の店舗が多かった。

しかし、近年では、夜に営業をし、主に酒類を提供するバー形態(ガールズバー)の店舗が増えてきている。

コロナ禍の影響で、営業が苦しくなった新宿区歌舞伎町、池袋、渋谷などにあったキャバクラやガールズバー経営者が、秋葉原に進出してきているのだ。

現在では、コンカフェは秋葉原だけでも約200店舗あると言われている。

ガールズバー型のコンカフェは、ガールズバーと同様に、風営法・風適法上、深酒営業と呼ばれる深夜における酒類提供飲食店営業の届出を出して営業をしている。

風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)

(深夜における酒類提供飲食店営業の届出等)
第三十三条 酒類提供飲食店営業を深夜において営もうとする者は、営業所ごとに、当該営業所の所在地を管轄する公安委員会に、次の事項を記載した届出書を提出しなければならない。

また、緊急事態宣言の中、種類の提供や深夜営業を自粛しているコンカフェもあるが、これらの自粛要請に従わず、深夜・早朝まで営業をしている店舗もあった。

今回、逮捕・摘発されたコンカフェグループもその一部だ。

風営法・風適法違反(無許可営業)でコンカフェ・メイド喫茶が逮捕・摘発のニュース

無許可接待容疑、秋葉原のメイドカフェ5店摘発 経営者ら6人逮捕

警視庁は20日、無許可で接待を伴う営業をしたとして東京・秋葉原のメイドカフェ5店舗を摘発し、うち1店舗の男性経営者と各店の女性店長5人(20~24歳)を風営法違反容疑で逮捕したと発表した。

逮捕されたのは、東京都千代田区外神田3の「カフェ ラシェール」の実質経営者、〇〇容疑者(47)=武蔵野市境南町4=と同店店長の〇〇容疑者(20)ら計6人。

〇〇、〇〇両容疑者の逮捕容疑は5月18日、都公安委員会の許可を得ないで、女性従業員に男性客の接待をさせたとしている。2人は容疑を認めているという。

同庁生活安全特別捜査隊によると、5店舗はいずれも飲食店営業などの届け出はしていたが、客への接待を伴う社交飲食店の許可は得ていなかった。社交飲食店は風営法などの規制で午前1時までしか営業できないため、1~3年ほど前から無許可営業を続けていたとみられる。5店舗は早朝まで営業し、1本200円程度の炭酸飲料を3000~7000円で販売。客は飲み終えるまで女性従業員と会話を楽しめるルールだった。

秋葉原地区では接待を伴うメイドカフェの無許可営業が横行しているとされ、同隊は4月以降、他に4店舗を摘発している

【柿崎誠】2021,5,20 毎日新聞 https://news.yahoo.co.jp/articles/8548345e85846a8b6dc81d7ff08c5d78284a369c

風営法の接待・無許可営業とコンカフェ

今回のコンカフェの逮捕・摘発の風営法上の構造は、これまで数多くのガールズバーが風営法違反(無許可営業)で逮捕・摘発された構造と全く一緒だ。

今回のコンカフェも、多くのガールズバーも、深酒営業の届出を出して営業をしている。

深酒営業は、深夜に酒を出す飲食店営業だ。

典型的なのが、バー(Bar)だろう。

バーテンダーさんがいて、カクテルやウイスキーを出してくれるバー(Bar)だ。

他方で、キャバクラやホストクラブなど、キャストが客を接待し、おもてなしをするような飲食店は、社交飲食店・接待飲食店などと呼ばれ、風営法の1号営業の許可を受けて営業する形態だ。

風営法

(用語の意義)
第二条 この法律において「風俗営業」とは、次の各号のいずれかに該当する営業をいう。
一 キヤバレー、待合、料理店、カフエーその他設備を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業

(営業の許可)
第三条 風俗営業を営もうとする者は、風俗営業の種別(前条第一項各号に規定する風俗営業の種別をいう。以下同じ。)に応じて、営業所ごとに、当該営業所の所在地を管轄する都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)の許可を受けなければならない。

この1号営業の形態では、深夜営業(深夜0時、一部地域では午前1時以降の営業)を行うことはできない。

キャバクラを営業したいのだが、深夜も営業をしたいということで、法の抜け道的に使われているのが、ガールズバーであり、今回逮捕・摘発されたコンカフェだ。

そして、深酒営業と社交飲食店(1号営業)を区別する基準は、「接待」の有無だ。

「接待」をするには、風営法の1号営業の許可を取らないといけない。

コンカフェやガールズバーなどの店舗は深酒営業の届出を出して営業をしており、1号営業の許可をとっていない。

しかし、コンカフェやガールズバーなどの店舗が客に「接待」をした場合、本来1号営業の許可を取らなければいけない「接待」営業をしているのに、その許可を取っていないとして、無許可営業になってしまうのだ。

風営法の無許可営業や「接待」の定義や解釈基準については、以下の記事も参照して欲しい。

無許可営業,名義貸し,キャバクラ経営者ら逮捕!?

風営法の「接待」とは?接待の定義と弁護士の経験から導いた警察が重視する4つの判断基準

カテゴリ一覧

新着記事

トラブル解決は、500件以上の実績ある
風俗業界専門弁護士におまかせください!

相談料無料(※)
0円

キャバクラ・ホスト・風俗業界に強い税理士、行政書士、 経営コンサルタント、探偵と連携し、ワンストップで問題を解決します。
※弊所相談規定に照らして、無料相談をお受けいたしかねることもございますので、ご了承ください。

どんな些細な質問でも構いませんのでお気軽にご相談ください。
プロフェッショナルが誠心誠意お答えします。
ただいまお電話が繋がりやすいです
03-6274-8960
営業時間 10:00〜20:00