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売春防止法違反(場所提供)でソープランド経営者ら逮捕!弁護士解説

20/08/26更新

ソープランドの経営者らが売春防止法違反(場所提供)で逮捕された。

ソープランドや飛田新地などは,世間的には,お風呂屋さんや料亭というテイで,そこで出会った男女が自由恋愛という建前ではあるが。。

売春がおこなわれているのは,いわば公然の秘密。

なぜ逮捕されないの??という声はよく聞かれる。

ただ,決して逮捕されないわけではなく,黙認されているだけで,何かあればすぐに売春防止法違反で逮捕されるのだ。

今回のソープランドが売春防止法違反で逮捕されたニュース解説の前に,以下の動画も参照してほしい。

 

飛田新地やソープは違法!それなのに逮捕されない理由…。【弁護士解説】

 

ソープランド売春防止法違反(場所提供)で逮捕のニュース

「角海老」ソープ店の責任者ら逮捕 売春場所の提供容疑

売春のための場所を提供したとして、警視庁は、ソープランド老舗「角海老グループ」の店舗の責任者◯◯=千葉県松戸市竹ケ花=、店長◯◯=東京都葛飾区青戸4丁目=両容疑者と従業員の男3人の計5人を売春防止法違反(場所提供業)の疑いで逮捕し、26日発表した。

調べに対し、◯◯容疑者は「店の営業方針としてやっていた」と供述。グループ内で他にも複数の店舗の営業を管理する立場だったといい、警視庁は経営実態を調べる。

保安課によると、◯◯容疑者らは6月20日、東京都葛飾区亀有5丁目の「亀有角えび店」で、女性従業員が不特定の客と売春すると知りながら、そのための場所を事業として提供したなどの疑いがある。店側とトラブルになった客が警視庁に相談していた。

角海老グループは関東地方で31店を営業している。売春は売春防止法で全面的に禁じられているが、売春した本人にも相手方にも罰則はない。

朝日新聞DIGITAL 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/f3608d20012aaf2df40fd2c593863ff5e2f90636

 

売春防止法・場所提供とは

売春防止法は,「売春が人としての尊厳を害し、性道徳に反し、社会の善良の風俗をみだすものであることにかんがみ、売春を助長する行為等を処罰するとともに、性行又は環境に照して売春を行うおそれのある女子に対する補導処分及び保護更生の措置を講ずることによつて、売春の防止を図ることを目的とする」(売春防止法1条)法律だ。

ここでいう「売春」とは,対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう(売春防止法2条)。

売春防止法は,売春を助長する行為を処罰しており,個人間の単純な売春については処罰対象とはしていない。

売春を助長する行為として,売春を行う場所を提供することは処罰対象とされており,三年以下の懲役又は十万円以下の罰金(売春場所の提供 売春防止法11条1項)という重い刑罰が規定されている。

さらに,売春場所の提供を業として(反復継続して)行っている場合には,七年以下の懲役及び三十万円以下の罰金(業務としての売春場所の提供 売春防止法11条2項)というさらに重い刑罰が規定されている。

売春防止法

(場所の提供)
第十一条 情を知つて、売春を行う場所を提供した者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
2 売春を行う場所を提供することを業とした者は、七年以下の懲役及び三十万円以下の罰金に処する。

今回のソープランドの営業のケースでいえば,業として(反復継続して),仕事として,売春の場所の提供をしているといえるだろう。

その他,売春防止法については,以下のページも参照して欲しい。

デリヘル経営者が売春防止法違反で逮捕されないためにやるべきこと

 

ソープランドはなぜ逮捕されたのか?

ソープランドが売春をおこなっていることは公然の秘密だ。

なぜ,今回,老舗ソープランドグループは売春防止法違反(場所の提供)で逮捕されたのであろうか?

もちろん,正確な理由は捜査機関にしか分からない。

ただ,今回のニュースでは,ソープランドと客との間にトラブルがあり,客が警察に相談していたとのことだ。

風俗店やキャバクラ・ホストなどの水商売,スカウト会社など,ナイトビジネスに関わる業界においては,このような別件からの逮捕は珍しくない。

別件のトラブルがあって,警察が捜査をしていて,そこが上手くいかず,今回の売春防止法や,風営法,職業安定法などで摘発するというやり方だ。

ナイトビジネスを経営するみなさんには関係法令を遵守する他,他のトラブルが捜査のきっかけになり得るということを知っておいていただき,キャストや客とのトラブルにも注意をしていただきたい。

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